エメラルド・タブレット 読書

エメラルド・タブレットを読んでみた

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大然

Amazonの欲しい物リストを久々に眺めていた。

なんとなく気になる本を時々ほしいものリストに追加して

そのまま放置みたいな状態が続いていた。

その中にあった一冊の本がヘルメス・トリスメギストスの「エメラルド・タブレット」。

魔法とか古代の叡智にあこがれてこの本の存在を知ったが

12,000円くらいするのでひとまず保留にしていた。

それがだいたい2年前。

そして今もそれくらいの値段だった。

もう少しなんとかならんかねと思いながらネットで調べて初めて知ったのだが

書籍の「エメラルド・タブレット」には実は2種類ある。

一つはこのヘルメス・トリスメギストスのものと

もう一つは古代アトランティス人のトートという人が書いたもの。

トートが2万年前に書いたものをドリール博士が解読して現代に蘇らせた古代の叡智である。

それで今回購入して読んだのはこちらのトート版。

ヘルメス版はトート版をより低くしたものらしい。

 

さっそく読んでみたのたが

これが難しくて意味がよくわからない部分がたくさんでてくる。

本文と、ドリール博士の解説と、訳者の林鉄造さんの注釈も細かく説明してくれている。

それでもいまいちピンとこないというか、頭に入ってこないことがいっぱいだ。

ちなみにドリール博士は序文で

理解できなくてもいいからとにかく読め、

一回じゃなくて百回は読め、

文章の中の振動が魂をゆさぶり輝かせる、

と言っている。

わからないなりに一通り読んでみた結果、

なんだかよくわからないが何かが変わった気がした。

昨日読み終わってこれを書いている今日は土曜日なのだが、

朝起きたときになぜだか今日は水曜日であると勘違いしていた。

昨日が火曜日であると勘違いしていた。

もしかしたら次元が代わり、知らないうちに時空間を移動してしまったのではないかと少し怖くなった。

 

一回読んだだけでどれくらい理解できたかはわからない。

ただ読んでいるだけで何かが変わり、自分が上昇しているのをなんとなく感じる。

人間は暗黒をはらんで生まれてきて、その暗黒のベールをはがして内側の光を輝かせるのが使命だという。

どんな人間にも人に言えない心の闇の部分を抱えて生きているのはわかる。

それは当然、私にもあるし、自分がどんなにおぞましくて汚い人間なのだろうと絶望したこともある。

ここ最近は目標もやりたいことも欲しい物も特になく、もういつ終わってもいいやとダラダラしていた。

だけどこのよくわからない閉塞感や束縛感から解き放つために

自分の内なる光を輝かせられるように、これからは毎日を生きてみようと思った。

まずはそのためにエメラルド・タブレットを繰り返し読んでみよう。

百回も到達できるかはわからないが、順調に2回目は読み進めている。

ふとした時や、嫌な気分に襲われそうになったときは意味はよくわからないがこの呪文を唱えてみようと思う。

 

『ジーン・ウーン』と。

 

唱えると心臓あたりが震えているのを感じる。